4次元ってどんな世界??
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ドラえもんが持っているのは「4次元ポケット」でしたっけ? アニメで見る限り,なんだかすごく広い空間のようですね。

 今私たちが暮らしている世界は,数学的に言えば「3次元空間」ということになります。縦,横,高さの3本の垂直線が引ける世界です。

 一般に,0次元は「点」,1次元は「線」,2次元は「平面」,3次元は「空間」と考えてもらえばいいでしょう。2次元空間には,2本の垂直線が,3次元空間には3本の垂直線が引けます。このことから推測すると,4次元空間では4本の,お互いに垂直な垂直線が引けるはずです。

 残念ながら私たちは「3次元の世界」に暮らす生き物ですから,4次元の世界がどんな世界なのか,直感的に理解することは出来ません。だから,次のような説明で許してください。

 「1次元の生き物」がいたとします。彼らにとって,「世界」とは直線の上だけです。彼らには前,後ろという発想はあっても,右,左という,横方向への広がりの発想はありません。つまり,自分の前と後ろに障害物が置かれた場合,彼らは完全に閉じ込められ,動けなくなってしまうことになります。私たち3次元の生き物はそれを見て笑うことでしょう。「バカだなァ。右に避ければ出られるのに・・・」って。でも1次元の生き物にはそれが絶対に理解できません。「え?右ってどっち!?」

 「2次元の生き物」がいたとします。彼らにとって,「世界」は平面の上だけです。(アメンボとかミズスマシみたいな生き物でしょうかね) 彼らには前後左右という発想はあっても,上,下という発想がありません。つまり,自分の周りを四角形の枠で囲まれてしまったら,彼らは完全に閉じ込められ,動けなくなってしまうことになります。私たち3次元の生き物はそれを見て笑うことでしょう。「バカだなァ。上から乗り越えれば出られるのに・・・」って。でも2次元の生き物にはそれが絶対に理解できません。「え?上ってどっち!?」

 次元の高い世界の生き物は,自分より低い次元の生き物より,たくさんの抜け道を知っていることになります。より多くの「方向」へ進むことが出来る,といってもよいでしょう。

 さて,私たちは「3次元の生き物」です。さっきまで散々1,2次元の生き物を笑ってきましたが,私たちだって金庫のような,直方体の枠で前後左右上下をふさがれたら完全に閉じ込められ,身動きが取れなくなります。もはや壁を壊すことなく,外に脱出することは不可能です。

 4次元の生き物がいたとすると,私たちを見て笑うでしょうね。

 「バカだなァ。こっちの方向に避ければ出られるのに・・・」って。

でも私たちにはそれが絶対に理解できません。「え?『こっち』ってどっち!?」

そんな世界が4次元空間です。


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